アパート外壁リフォームに必要不可欠なコーキングに詳しくなろう!

2022年06月10日

こんにちは。
大切な資産を守り、未来につなげる、建物修繕・メンテナンスのウィズライフがお届けします。

コーキングってどのようなものか、ご存知でしょうか。
コーキングは、外壁材の目地を埋めるために使われる素材になります。

このコーキングは、非常に重要な役割を担っているのですが、一般的に10年前後で劣化がはじまるといわれています。

そのため、定期的な補修をする必要があります。
定期的に補修をしてあげないと、後々大きな被害につながる可能性があります。

この記事では、そんなコーキングの補修や時期、適切な方法などについてまとめていきたいと思います。

参考になることが見つかると思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。

【目次】
1. コーキングは、外壁リフォームに必要不可欠
2. コーキングの耐用年数は、5~10年
3. コーキングの補修方法は、打ち替えと打ち増し
4. コーキング補修は外壁塗装と同じタイミングがおすすめ
5. まとめ

1. コーキングは外壁リフォームに必要不可欠

コーキングは、サイディングやコンクリートの外壁と外壁の隙間を埋めるための素材です。
窓のサッシ周りなどでも、よく見られるもので、乾くとゴム状になります。

シーリングと呼ばれることもあります。

サイディングやコンクリートという建材は、気温や湿度の影響で膨張や縮小を繰り返します。
ですが、コーキングによりそれらの隙間を埋めることで、外壁材同士が接触して割れたり、歪んだりすることを防ぐことが可能になります。

さらに、隙間をコーキングで埋めることで、外壁内部への雨水の浸入を防ぎ、内部の腐食を防ぎます。

このように、コーキングは建物の耐久性の低下を防ぐ役割を果たしてくれているのです。

2. コーキングの耐用年数は、5~10年

一般的に外壁リフォームは、外壁の耐用年数に沿っておこないます。
ただし、コーキングの耐用年数も意識しておかなければいけません。

コーキングもさまざまな原因により劣化していき、その耐用年数は5~10年とされています。

コーキングの劣化状態を確認する場合、おもな症状である「ひび割れ」「破断」「肉やせ」が発生していないかチェックしましょう。

それぞれの症状を説明しますと、ひび割れは言葉通り、コーキングの一部がひび割れている状態です。

破断は、ひび割れから劣化が進み、割れ目が大きくなり隙間が広がっている状態です。

肉やせは、経年によりコーキングが痩せて細くなってしまっている状態です。

ひび割れを発見したら、目安として2~3年以内に補修をすることをおすすめします。
破断と肉やせに関しては、発見したらできるだけ早く補修をするようにしましょう。

コーキング補修をサボるとトラブルに

コーキングが劣化しているのに、補修をせずに放置していると、劣化箇所から外壁内部に雨水が浸入してしまいます。

これにより、建物内部の躯体部分が腐食してしまう可能性がでてきます。
他にも断熱材にカビが発生したりと、補修をサボることで大きなトラブルにつながる可能性があるので、覚えておきましょう。

3. コーキングの補修方法は、打ち替えと打ち増し

コーキングの補修方法には、「打ち替え」「打ち増し」の2つがあります。

それぞれの特徴について説明していきたいと思います。

打ち替え

打ち替えは、既にあるコーキングをすべて撤去して新しいコーキングを補填していく方法になります。

古いコーキングの撤去、新しいコーキング材が必要になるため、費用が後から説明する打ち増しよりも高いです。

しかし、打ち替えは、新しいコーキングを使用するので、耐用年数が打ち増しよりも長くなるメリットがあります。
そのため、費用に余裕がある場合は、基本的に打ち替えをおすすめします。

打ち増し

打ち増しは、今あるコーキングの上から新しいコーキングを補填していく方法になります。
古いコーキングを残したまま補修するため、撤去の必要がなく新しく補填するコーキング材の量も少なく、費用を抑えることができます。

その反面、耐用年数が打ち替えより短くなってしまうデメリットがあります。
打ち増しが適しているのは、そこまでコーキングに劣化が見られない場合になります。

しかし、コーキングの劣化は見た目でわかるものだけでなく、素人ではわかりづらい内部n劣化もあるので、専門業者にチェックして判断を仰ぐことが賢明です。

4. コーキング補修は外壁塗装と同じタイミングがおすすめ

ここからは、コーキングの補修におすすめのタイミングについて説明していきます。

外壁塗装のタイミングで補修しよう

コーキングの補修には、足場の設置が必要なので、補修をするのなら足場を必要とする工事をすると同時におこなうべきです。
なぜなら、足場設置代の節約になるからです。

そこで、おすすめなのが外壁塗装工事の際に、コーキングの補修もおこなうことです。
しかし、外壁塗装のタイミングは、塗装した塗料の耐用年数によって異なります。

コーキングの耐用年数が5~10年程度なので、それ以上の耐用年数を備えている塗料に合わせるとなると、コーキングの劣化が進みトラブルにつながりかねません。

そこで、打ち替えと打ち増しをうまく利用して、耐用年数を合わせていきましょう。
打ち替えは、新しいコーキングになるので、5~10年程度、打ち増しは、それよりも短い3~5年程度とされているので、塗装されている塗料の耐用年数と合うように計算してうまく利用していくことをおすすめします。

5. まとめ

外壁リフォームにおけるコーキングについて、さまざまな観点からまとめてきました。
建物の耐久性を下げないために、必要不可欠な存在であるコーキング。

快適な生活を守っていくためにも、劣化を意識し、知識と経験のある専門業者に相談しながら、補修を忘れないようにしましょう。

このコラムがお役に立てば幸いです。
以上、建物修繕・メンテナンスのウィズライフ株式会社でした。

公式サイトはこちら

関連記事