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アパートやマンションの鉄骨階段、そろそろ塗装したほうがよくないですか?
2022年09月30日
こんにちは。
大切な資産を守り、未来につなげる、建物修繕・メンテナンスのウィズライフがお届けします。
アパートやマンション、工場や倉庫など、人の出入りが多い場所で見かけることが多い鉄骨階段ですが、その多くを思い返してみるとサビたりして劣化しているイメージではないでしょうか?
これはメンテナンスを怠っていることも原因だと思うのですが、それだけではなく、屋外にあるがゆえにサビやすく、不特定多数が触れることで塗膜の劣化が促進してしまうことも考えられます。
鉄骨は耐久性に優れているので、塗膜の剥がれやサビが発生したからといって、すぐさま崩壊してしまうなんてことにはならないため、早急に対応する方が少ないと思います。
しかし、油断は禁物です。
鉄骨は、一度サビが発生すると、塗装をおこなってもサビの進行を抑えるだけで強度を復活させることはできません。
対応が遅くなればなるほど、劣化が早く寿命短くなってしまうということです。
ということで、今回は鉄骨階段が劣化することで起こるトラブル、それを未然に防ぐためのメンテナンス方法などを紹介していきたいと思います。
【目次】
●サビによる鉄骨階段のトラブル
耐久性に優れた鉄骨を採用しているのに、サビてしまい修理費用が掛かってしまったなんてことは、多くのオーナーが経験していると思います。
残念ながら劣化しない物質はほとんどないので、メンテナンスが大切になってくるのは、言うまでもありません。
では、鉄骨、つまり鉄は何が原因でサビてしまうのでしょうか。
それは、雨水、酸素との接触によるイオン化現象です。
つまり屋外に設置されている時点で100%劣化するということになります。
ちなみにサビが発生する条件に「相対湿度60%以上」の状態というものがあります。
これは、天気予報で発表されている湿度のことです。
そこで思い返してみると60%以上の日って結構多いですよね?
なぜなら、日本は3日に1日が雨といわれており、平均湿度も60~70%が多いです。
さらに、島国であることから塩害もプラスされてくるため、鉄がサビるのは当然のことなのです。
そのため、塗装によるメンテナンスは必須になります。
サビによる鉄骨階段のトラブル
日常でよく目にし、使用している鉄骨階段の恐ろしいところは、劣化しているとわかっていても「破損しない」という思い込みです。
今まで何も問題なかった、何人も利用している、と過信して使用されている鉄骨階段が多くあるのですが、事故は予期せぬタイミングでやってくるものです。
日常生活で利用することにより、微妙な変化に気づきにくくなり、さらに危険度が増します。
そこで、変化を少しでも捉えられるように、劣化の種類別危険度レベルを把握しておきましょう。
劣化具合が軽度な状態でメンテナンスをすることがベストですが、危険度が高い状態であっても適切なメンテナンスをすることでしっかりと補修することができます。
手や衣服に汚れが付着する
塗膜が剥がれてくると鉄はサビてしまい、その部分を触るとボロボロ黒い粉のようなものが手につきますよね。
サビは一度付着すると落とすことが難しいうえに、その部分だけ変色してしまうおそれがあります。
またその手や衣服が別の鉄部に触れることでサビやすくなるという厄介な性質も持っています。
サビが促進する
部分的にサビが発生している程度ならば、鉄骨階段の使用に何ら問題はありません。
しかし、サビは一度発生するとものすごい速さで拡大していきます。
さらに内部からサビが進行すれば、鉄骨階段であろうとも塗膜がまとまって剥がれ落ちるおそれがあります。
このレベルで塗装によるメンテナンスをおこなっておこないと被害は拡大するばかりです。
鉄骨が折れるおそれ
サビが進行することで鉄骨の強度は著しく下がります。
触るだけでボロボロ崩れるほど腐食してしまうひどい劣化が鉄骨内部で発生すると、劣化に気づかないケースがほとんどです。
その結果、いつも通り使用しているときに鉄板が落下してしまった、柱が折れてしまった、という大きな事故につながるかもしれません。
劣化しやすいからこそ信頼できる業者に依頼
目で劣化の確認はしているけれど、普段はあまり気にも留められない鉄骨階段ですが、住宅の場合ならば、サビた階段が視界に入るのは美観性を損ねます。
工場や倉庫の場合は、従業員を危険に晒すおそれがあります。
日常的に使用している階段だからこそ定期的なメンテナンスが非常に大切になります。
しかし、メンテナンスと一言でいってもさまざまで、塗装以外にも下地の状態が悪ければ左官業者に依頼してモルタル補修、コンクリート床ならば防水業者、鉄骨柱の腐食は板金業者に溶接してもらうなど、劣化症状に合った補修ができる業者に依頼しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
鉄骨階段のメンテナンスについて詳しくまとめさせていただきました。
少しでも参考になることが見つかると思います。
このコラムがお役に立てば幸いです。
以上、建物修繕・メンテナンスのウィズライフ株式会社でした。
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