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床リフォームを検討中のオーナーさん!この記事を読んでからにしてほしい!
2022年10月13日
こんにちは。
大切な資産を守り、未来につなげる、建物修繕・メンテナンスのウィズライフがお届けします。
一般的な床リフォームのタイミングをご存じでしょうか?
15年前後が床リフォームのタイミングとされています。
もちろん、経年劣化による床の傷みが目立ってきても床リフォームを検討すべきです。
床をきれいにリフォームをすると、入居者の満足度上昇にもつながる可能性があるため、タイミングを逃さないようにしっかりと準備しておくことをおすすめします。
ということで、この記事では、経年劣化した床のリフォームを検討しているオーナーさんに、床材の種類などを詳しく解説していきたいと思います。
【目次】
●床リフォームを検討すべきとき
床リフォームを検討すべきとき
床材の寿命は一般的に、フローリングなら10~15年、クッションフロアは10年前後といわれています。
床リフォームで難しいのが、入居者が住み続けている間、オーナーさんは、リフォームすべきタイミングに気付きづらいという点です。
そこで、先述した床材の寿命が近づいてきたら、入居者にヒアリングをしたり、退去時に確認をすることをおすすめします。
また、「床にきしみ、傾きがある」「歩くと凹んだ感じになる」「フローリングが剥がれてきた」「床がぷよぷよする」「歩くときしむようになった」という指摘が入居者からあった場合、早めにリフォームを検討しましょう。
床リフォームの工程
床リフォームには、大きく「張り替え工法」と「重ね張り工法」の2種類あります。
それぞれの特徴、メリット、デメリットを紹介していきます。
張り替え工法
張り替え工法は、古い床材をすべて剥がして、新しい床材に張りなおす方法です。
・メリット
下地の状態を確認することが可能
劣化が進行している場合に対応しやすい
・デメリット
重ね張りよりも費用がかかる
畳からフローリング、クッションフロアからフローリングといったように、床そのものを変更する場合に向いている工法になります。
重ね張り工法
既存の床材の上から、新しい床材を重ね張りします。
・メリット
工期が短く、騒音やホコリなどが出にくい
廃材処分がない
・デメリット
段差ができるおそれがある
床材や下地などの劣化が進んでいる場合は、あまり適していません。
それぞれの工法にメリット、デメリットがあるため、リフォーム内容や予算などに合わせて検討してみましょう。
床材の種類と特徴
床材には、さまざまな種類があります。
それぞれ特徴、メリット、デメリットがあります。
そんな床材の種類とリフォーム費用について紹介していきます。
フローリング
最近は、防音効果や保温効果があり、手入れがしやすいフローリングが一般的です。
そんなフローリングは、大きく2種類に分けられます。
・複合フローリング
合板などの表面に化粧材を張り合わせてフローリング材にしたものです。
品質が均一で表面の加工により手入れが簡単なものもあります。
傷つきにくい、防音性が高いという機能に優れたものもあります。
2種類あるフローリングでは、こちらのほうが費用が安いというメリットがあり、多くの賃貸住宅で採用されています。
・無垢フローリング
木材をそのままフローリング材にしてものです。
気の種類や木目、節の有無により費用が異なります。
室内の温度を調整するという特徴があり、傷ついた場合もその部分を削り目立たなくできるメリットがあります。
木目の風合いが個々で違うため、デザイン性が高く、リノベーション住宅に採用されることが多いです。
クッションフロア
クッションフロアとは、ビニール製のシート状床材のことです。
その名の通り、クッション性があることが特徴です。
やわらかくてカットがしやすいため、木目調や石目などデザインも豊富です。
裏打ち材として不織布やビニールが使われ、薄いスポンジなどで防音機能や衝撃吸収機能を持たせた種類などもあります。
カーペット
カーペットは、防音性と保湿性が高いという特徴があり、賃貸住宅で広く採用されてきた素材になります。
素材の選択によっては、高級感を演出することができるというメリットがあります。
デメリットとしては、ダニが発生しやすい、水分を吸収しやすい、掃除に手間がかかるなどがあります。
コルク
コルクは、空気を多く含んでおりやわらかいのが特徴です。
しっかりと手入れをすることで、とても長持ちする素材といわれています。
室内の温度と湿度の調整に長けており、高い耐火性と耐水性も備えています。
防音性や衝撃吸収性も高く、メリットがたくさんあります。
紫外線の影響で変色してしまうデメリットがあり、一度傷んだところを補修することも難しいとされています。
フロアタイル
フロアタイルとは、カッターで簡単に切断することでき、床にボンドを塗り並べていくシンプルな方法で施工していきます。
デザインの豊富で、木目調や石目とさまざまです。
継ぎ目部分に汚れがたまりやすいというデメリットがあり、クッションフロアと比較すると掃除が手間です。
畳
畳は、断熱性、保湿性、吸放湿性があり、防音性もフローリングよりも優れています。
フローリング以外の床材からフローリングへ
畳やカーペットなど、フローリング以外の床材からフローリングにリフォームする場合、既存の床材を撤去してから、下地造作・調整を施します。
そこで、畳の厚さとフローリングの厚さに違いがあるため、出入り口の段差などをなくすための調整も必要です。
もしもカビが繁殖していたら、下地の補修もおこなわなければなりません。
そのほかにも断熱材や防音性の高いものを選んだりと工夫が必要になる場合があるので、信頼できる施工業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
床リフォームは、10~15年を目安に検討しましょう。
床材は、さまざまな種類があるため、それぞれの特徴などを踏まえて選ぶようにしましょう。
このコラムがお役に立てば幸いです。
以上、建物修繕・メンテナンスのウィズライフ株式会社でした。
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