空室対策には防犯性が大切!ディンプルキーが収益UPのカギ?

2021年10月01日

こんにちは。
大切な資産を守り、未来につなげる、建物修繕・メンテナンスのウィズライフがお届けします。

賃貸物件を探しているときに防犯性をまったく気にしないという人は、少ないと思います。
特に女性は、物件を契約するうえで欠かせないポイントなのではないでしょうか。

平和な日本とはいえ、空き巣や強盗、ストーカーなどさまざまな危険が日常に溢れています。
そこで今回注目するのは、玄関に使われる、防犯性が高いディンプルキーと呼ばれる鍵です。

ディンプルキーの存在は知っているけど、どのような特徴があって、どれくらいの費用がかかるのかわからず、所有物件に採用できずにいるというオーナー様もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんなオーナー様に、ディンプルキーの仕組みや交換時に注意すべきポイントなどを紹介していきます。

ぜひ最後までチェックして参考にしてみてください。

【目次】
●住宅に使用される鍵の種類
●防犯性の高い鍵
●ディンプルキーとは?
●ディンプルキーの長所
┗○ピッキングに時間がかかる
┗○コピーするのが難しい
┗○バリエーションが多い
●ディンプルキーに交換するのなら
●空室対策のためのアピールをしよう
●まとめ

住宅に使用される鍵の種類

まずは、住宅や事務所の玄関に使用されている鍵について、紹介していきます。
鍵は、錠前とシリンダーの2つの分類にわけることができます。

この2つを簡単に説明すると…
錠前が、扉をロックするものを指しており、南京錠のような独立した鍵も含まれます。

シリンダーは円筒のことで、一般的にシリンダー鍵を差し込んで解錠するタイプの鍵を指します。
暗証番号や鍵を差し込まないタイプのもの以外で、住宅の玄関を含めて最も多く世の中に普及している鍵の種類です。

そんなシリンダー錠には、ディンプル、マグネット、ピンシリンダーなど機能により種類がさまざまです。

防犯性の高い鍵

1人暮らしや共働きで家を空ける時間が長い世帯は、空き巣などの不法侵入のリスクが高くなります。

最近では鍵の性能が高くなっていることもあり、ピッキング被害は激減していますが、現在、所有物件に住宅用で使用率の高いギザギザの鍵(ピンシリンダーやディスクシリンダー)を採用しているのなら、より防犯性の高い鍵への交換をおすすめします。

アパートやマンションなどの賃貸物件の防犯に対する意識は年々高まっているため、より防犯性の高いディンプルキーに交換することで、入居者へ安心感を与えることができるだけでなく、ライバル物件との差別化や空室対策につながります。

ディンプルキーとは?

ディンプルキーは、非常に防犯性に優れている鍵です。
まずディンプルキーの「ディンプル」は「くぼみ・えくぼ」という意味があります。

一般的なシリンダー錠は、複数のピンの形状と鍵の形状が合うことで解錠します。
ディンプルキーも鍵穴の中の仕組みは似ているのですが、より細かくて繊細な合致方法でないと解錠しないものなので、防犯性が高いといわれています。

ディンプルキーの長所

ディンプルキーが防犯性に優れていることを先述させていただきましたが、ここからはより具体的にディンプルキーの強みを紹介していきます。

ピッキングに時間がかかる

一般的なシリンダー錠よりも、鍵穴の内部が細かくて繊細なため、ピッキングをしようとしても時間がかかり被害の抑制につながります。

しかし、ディンプルキーだとしても、自転車の鍵のように「カギ違い数」が少ないと、セキュリティは低い点に注意が必要です。
カギ違い数とは、カギの通り数のことで、例えばカギ違い数が100だとすると、100通りのパターンのカギがあり、100万だと100万通りのパターンのカギがあります。

数が多いと当然パターンが多いので、鍵が重複する可能性が限りなく低くなるため防犯性が高いといわれています。

ディンプルキーへの交換を検討しているオーナー様は、プロと相談のうえカギ違い数の多い住宅向けディンプルキーを選ぶことをおすすめします。

コピーするのが難しい

ディンプルキーは形が複雑なので、合い鍵をつくるには非常に高い技術が必要で、素人が不正に複製するのは極めて困難です。

入居者が鍵を紛失した場合は、複製にかかる費用が高額なうえに、時間もかかるので注意が必要です。

バリエーションが多い

ディンプルキーは、くぼみの形状を少し変えるだけで全く別物の鍵になるため、バリエーションがとても豊富です。

登録制で番号を提示しないと合鍵が作れないディンプルキーもあります。
種類が多いと、鍵を簡単に開けることが難しくなるため防犯性が高いということです。

ディンプルキーに交換するのなら

ディンプルキーに交換する場合は、基本的に退去時におこなうようにしましょう。
なぜなら、入居者がいるときに交換をすると既存の鍵に何か問題があったのではと不安な気持ちにさせてしまう可能性があります。

もしも入居者がいる状態で交換をする場合は、交換理由を事前にしっかりと説明するようにしましょう。

先述したようにディンプルキーは合鍵作製に、それなりの費用と時間がかかります。
そのため、紛失には十分に気をつけるように入居者にも説明しておくことをおすすめします。

ディンプルキーへの交換費用は、種類によって違うのですが大体2~4万円ほどといわれており、作業は1日かかります。

空室対策のためのアピールをしよう

空室対策として、防犯性の高いディンプルキーに交換した場合、入居者に対して防犯対策をしっかりしているという魅力を認識してもらうようにしなければもったいないです。

そのため、不動産広告で鍵交換をアピール、防犯性の高さを具体的に記載して安全性の高さを知ってもらうことが大切です。

まとめ

近年、防犯の意識はますます高まっています。
自ら準備や設置ができる防犯グッズも続々と登場しています。

とくに女性の1人暮らしや、単身者、子育て世代は防犯性の高い物件を望んでいる人が多い傾向にあります。

費用は少しかかってしまうかもしれませんが、短期間で完了する工事なので、この機会にディンプルキーを検討してみてはいかがでしょうか。

このコラムがお役に立てば幸いです。
以上、建物修繕・メンテナンスのウィズライフ株式会社でした。

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