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効果絶大の空室対策はペット可!変更するときに注意すべきこと
2022年05月20日
こんにちは。
大切な資産を守る、未来につなげる、建物修繕・メンテナンスのウィズライフがお届けします。
まだまだ、新型コロナウイルスの脅威は収まる気配を見せません。
そのため、都心でひとり暮らしをしている方が、テレワークという働き方により出社の必要性が薄れたこともあり、都心から離れた実家に帰ってしまうというケースが増えています。
賃貸オーナーのあなたは、早急に空室対策をおこなわなければなりません。
では、どんな空室対策が効果的なのか?
それは、ペット可に変更することです。
そこで今回は、空室対策で効果の大きいペット可変更についての注意点などをまとめていきます。
空室に困っている所有物件で、ペット不可にしているところがあるのなら、この記事で読んでペット可への変更を検討してみてはいかがでしょうか。
参考になることが見つかると思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
【目次】
1. 空室対策にペット可は効果あり
2. ペット可に変更するときの注意点
3. ペット可にするならルールを決めよう
4. まとめ
1. 空室対策にペット可は効果あり
空室対策は、基本的に他の物件と違う部分をつくること、つまり差別化です。
とくに所有しているのがワンルーム物件だと、間取りなどで独自性を出しにくいため、入居条件などで差別化をはかるべきとされています。
そこで、目をつけるべきなのがペット可という条件になります。
ペットを飼う人は、まだまだ増加傾向にあるので、非常に有効な空室対策になるといえます。
そういわれても、すぐにペット可に条件を変更しようと思うオーナーさんは、少ないと思います。
すぐにペット可に変更できるなら、はじめからペット可物件として経営していることでしょう。
では、なぜペット可にすぐさま対応しない・できないのか?
それは、「室内を汚される」「近隣からの苦情がでるかもしれない」「ルールを決めなければならない」といった不安や手間があるからです。
このような懸念を抱くオーナーさんは、多いのではないでしょうか。
次からは、そんな不安要素を解消する対策を紹介していきます。
敷金の上乗せで埋め合わせる
ペット可の物件では、退去する際の原状回復費が高くなることが多いです。
なぜなら、ペットの糞尿などのニオイ、猫がひっかいた跡、などの影響により、壁紙は張り替えなければならなくなる可能性が高いからです。
この費用をオーナーさん側が負担するとなると負担が大きいので、一般的には、ペットによる物件の損害は、借主負担とするという条文を契約書に入れておきます。
さらに、敷金償却で対策をするようにしましょう。
一般的に敷金1ヵ月が主流とされていますが、ペット可の場合、それでは原状回復費用として足りないおそれがあるので、2ヵ月か3ヵ月に増額しましょう。
そうして、敷金をあらかじめ償却扱いにしておくことで、退去時に揉めることもなくなります。
ペットの避妊とサイズや種類の限定
ペット可にするとしても、どんなペットでもOKとしてしまうと、一体どんな動物がくるかわかりません。
世の中には、さまざまなペットを飼っている方がいらっしゃるので、すべてOKにしてしまうと対応が非常に難しくなります。
そのため、ペットのサイズや種類を限定しておきましょう。
一般的には、小型犬や猫に限定しているところが多いです。
また、避妊も条件に加えておくことをおすすめします。
繁殖すると鳴き声が倍増しますので、近隣からの苦情につながります。
2. ペット可に変更するときの注意点
ペット可への変更はオーナーさんの一存でできると思っている方が多いかもしれませんが、実は違います。
ペット可にする場合は、確認すべき点がいくつかあるため、ここから紹介していきます。
すでに入居している方からの同意
ペット可に変更する際の注意点は、既存入居者からの同意をもらうことです。
既存入居者は、変更前のペット不可の条件を確認して部屋を借りています。
それなのに、同意を得ずペット可にして、あとから既存入居者に動物アレルギーの方がいたとなると、トラブルになり空室へとつながってしまいます。
そのため、ペット可へ変更の際は、必ず入居者からの同意を得るようにしましょう。
同意を得るには、同意書を配り、回収するという方法で問題ないでしょう。
管理規約を確認する
分譲マンションのような区分所有物件の場合、マンションそのものの管理規約があるため、そこでペット不可になっているなら、ペット可にはなりません。
また、ペット可であっても、種類やサイズなど飼育ルールが細かく定められていることが多いです。
そのため、しっかりと確認してから募集するようにしましょう。
3. ペット可にするならルールを決めよう
ここまで紹介してきたものをすべてクリアして、ペット可に変更する場合、ペットを飼ううえでのルールを定めておくことが大事です。
共用部分でのルール
エントランスやエレベーター、階段などの共用部分でペットを歩かせていると入居者からクレームが入る可能性があります。
そのため、基本的に共用部分では抱きかかえるというルールにしておくことをおすすめします。
夜中の散歩でのルール
犬を飼っている方にとって、ペットとの散歩は必要不可欠だと思います。
散歩自体は悪いことではありません。
しかし、夜中に散歩に行く場合は、他の入居者から苦情がでないよう静かにしてもらうよう、入居時に伝えておきましょう。
排泄のルール
ペット可にした場合に、問題になりやすいのが排泄です。
中には、排泄を風呂場で処理してしまう方がいます。
風呂場の排水講で排泄物を処理されると、ニオイがついてしまうおそれがあります。
ペットの排泄は、しっかりとトイレシートなどで対応してもらうよう伝えましょう。
4. まとめ
ペット可変更での注意点などをまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか。
ペットを飼う方の増加に比べて、ペット可の物件はまだまだ少ないです。
そのため、ペット可にできるとかなりの差別化になるので、とても有効な空室対策となるでしょう。
しかし、ここで説明させていただいたことをすべてクリアにして、ルールを定めてからでないと、反対にトラブルになり空室を促進させてしまうおそれがあります。
変更を検討の際は、しっかりとした準備が大切になるので、注意しましょう。
このコラムがお役に立てば幸いです。
以上、建物修繕・メンテナンスのウィズライフ株式会社でした。
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