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【賃貸オーナー必見】所有物件に防犯カメラを設置するときにチェックすべきこと。
2022年06月03日
こんにちは。
大切な資産を守り、未来につなげる、建物修繕・メンテナンスのウィズライフがお届けします。
近年、アパートやマンションでの犯罪発生数が増えてきています。
そのため、「防犯設備がしっかりしている」が入居条件にある入居者も増えてきています。
そんなことから所有物件に防犯カメラの設置を検討しているオーナーも多いのではないでしょうか。
賃貸物件に防犯カメラを設置すると、「セキュリティが強化される」「空室対策になる」というメリットがあります。
しかし、そこでオーナーの頭を悩ませるのが、コスト面だと思います。
さらに、何の考えもなしに防犯カメラを設置するだけではダメで、「最適な防犯カメラ」や「設置場所」「プライバシー保護」などチェックすべきことがたくさんあります。
そこで今回は、賃貸オーナーが防犯カメラを設置するときにチェックすべきことなど、さまざまな観点から防犯カメラ設置についてまとめていきたいと思います。
参考になると思いますので、賃貸オーナーは必見です。
【目次】
●防犯カメラを設置するときにチェックすべきこと
●防犯カメラの設置費用は購入とレンタルで違う
●目的に合った防犯カメラの選び方と種類
●ダミーカメラの場合、費用は安いが見抜かれないようにしよう
●まとめ
防犯カメラを設置するときにチェックすべきこと
はじめに、防犯カメラ設置するときは、設置場所・映像の取扱・プライバシーの保護に十分すぎるほど配慮するようにしてください。
なぜなら、防犯カメラの映像は個人情報になるからです。
ということで、ここから防犯カメラを設置するときに賃貸オーナーがチェックすべき4つのことを紹介していきます。
1. 設置場所と撮影範囲
当然ですが、防犯カメラ設置の目的と、設置場所や撮影範囲は同じでなければいけません。
車上荒らしや車の盗難防止のためには、駐車場がうつる場所。
ゴミの不法投棄対策なら、ゴミ置き場がうつる場所へ設置しましょう。
防犯カメラ設置の際、入居者や近隣住民の玄関先や室内がうつる場所へのカメラの設置は、プライバシーの侵害になるおそれがあるので、注意しなければなりません。
他にも、見落としがちですが、宅配ボックスやポストの暗証番号などがわかってしまうような位置には防犯カメラを設置しないようにしましょう。
一般的に賃貸アパートやマンションでは、「エントランス」「ゴミ置き場」「駐車場・駐輪場」「エレベーター」といった共用スペースに設置することが多いです。
2. 防犯カメラ設置のシールを貼って認知してもらう
防犯カメラを設置するところには、ひとめで防犯カメラがあることがわかるように「防犯カメラ設置中・作動中」などのシールを貼っておきましょう。
個人情報保護法では、防犯カメラで撮影していることをシールなどで公表しなければならないと定められています。
公表することで、犯人側を抑止する効果もあります。
3. あらかじめ防犯カメラ設置を入居者にお知らせする
防犯カメラにいちばんうつり込むのは、入居者になります。
すると、プライバシーを侵されると心配になる入居者もいるかもしれません。
そのため、防犯カメラを設置するときは、「設置目的」「設置場所と撮影範囲」「映像の記録方法や保存期間」「閲覧権限など映像の取り扱い方」などを事前に入居者に説明するようにしましょう。
4. 映像の取扱には細心の注意をはらう
先述したように、防犯カメラの映像は個人情報なので、取扱には細心の注意をはらわなければなりません。
保存期間や閲覧できる人など、しっかりと定めるようにしましょう。
あと、個人情報保護法では、利用することがなくなったときは、しっかりと消去しなければならないと定められています。
防犯カメラの映像を見れるのは、オーナー、管理人、管理会社の担当者、警察からの協力要請時が一般的です。
防犯カメラの設置費用は購入とレンタルで違う
ここからは、気になる防犯カメラの設置費用について、紹介していきます。
防犯カメラの設置には、「購入」と「レンタル」の2つの選択肢があります。
それぞれの費用について、見ていきましょう。
1. 購入の場合
防犯カメラ設置の際に、機器をすべて購入する方法になります。
費用は、カメラの品質によって左右するのですが、1~4台で大体20~40万円とされています。
購入先で設置工事まで依頼できる場合もあります。
防犯カメラの質や機種などにこだわりたいオーナーは、購入をおすすめします。
2. レンタル
防犯カメラ設置の際に、機器をすべてレンタルする方法になります。
費用は、一般的に防犯カメラ1~4台で月に約5,000円~1万円とされています。
初期費用は、かからないことが多いです。
設置工事以外に、保証サービスなどが充実しているメリットがあります。
手軽に防犯カメラを設置したいと考えているオーナーにおすすめです。
目的に合った防犯カメラの選び方と種類
1. 屋外用と屋内用の防犯カメラがある
○屋外用防犯カメラ
屋外用の防犯カメラは、外に設置するので、風雨やホコリなど外的要因に強いという特徴があります。
夜間も見張らないといけないため、暗視機能があり暗い中でも鮮明にうつるカメラが多いです。
基本的に筒形をしているものが多く、おもにゴミ置き場や駐車場などで活躍します。
○屋内用防犯カメラ
賃貸物件では、おもにエントランスやエレベーターなどで活躍するカメラになります。
入居者に近いところに設置されるため、威圧感のない丸いフォルムをしていることが多く、広範囲を撮影できるドーム型などもあります。
2. 性能として200~400万画素あれば問題ない
防犯カメラには、たくさんの種類があり、画素数や撮影範囲、夜間モードの有無など性能もさまざまです
防犯カメラとして、画素数があまりに低いものは、映像が荒く、確認しても役に立たない可能性があるので、おすすめしません。
画素数でいうと、200~400万画素あれば、映像が鮮明で問題ないでしょう。
防犯カメラは、基本的に暗い場所での活躍も期待したいため、赤外線暗視機能を備えた防犯カメラもおすすめです。
3. 防犯カメラ以外に必要なもの
防犯カメラの活躍をより引き立てるためには、カメラ以外のモニターやレコーダーも必要になります。
モニターは、撮影した映像を確認するため、レコーダーは、録画するため。
さらには、それらをつなぐケーブルも必要です。
ただし、インターネット環境を整えることで、これら周辺機器がほぼ必要なくなる場合もあります。
○インターネットを駆使して便利
最近は、インターネットを活用した防犯カメラも多く人気があります。
インターネット環境が整っていれば、防犯カメラの映像を出先からお持ちのスマホで確認することなどが可能になり、モニターを用意する必要がなくなります。
映像の保管もクラウド上でおこなうサービスがあれば、レコーダーも必要ありません。
インターネット環境があると防犯カメラ設置のための初期費用も抑えることができ、とても便利というメリットがあります。
ダミーカメラの場合、費用は安いが見抜かれないようにしよう
防犯カメラ設置をするときに、ダミーのカメラを設置するという選択肢もあります。
ダミーのカメラなら、配線工事やメンテナンス、映像の管理も必要ないため、手間もかからず費用も抑えることができます。
しかし、ダミーカメラを設置する場合、絶対にダミーということを見抜かれないようにしなければなりません。
そのためには、「ダミーでも屋外用、屋内用のフォルムのカメラを設置」「配線もダミーでつける」「ひと目でわかるような安物を設置しない」という対策をおこなうようにしましょう。
まとめ
防犯カメラ設置の際に、賃貸オーナーがすべきこととしてまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか。
防犯カメラ設置を検討しているオーナーは、ぜひとも参考にしてください。
このコラムがお役に立てば幸いです。
以上、建物修繕・メンテナンスのウィズライフ株式会社でした。
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