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ここだけ押さえておけば大丈夫!賃貸オーナーが入居審査でチェックすべき4つ!

2022年07月08日

賃貸経営において、入居希望の申し込みが入ることほど、嬉しいものはないですよね。
ですが、入居希望者すべてに部屋を簡単に貸すわけにはいきません。

なぜなら、入居希望者がどんな人なのか、安心して部屋を貸せる人なのか、わからないからです。
そのために、「家賃の支払い能力があるのか」「安定した仕事に就いているのか」「トラブルを引き起こすような人物ではないか」など入居審査をおこなう必要があります。

入居審査をして良識のある人を選ぶことは、賃貸経営にとって凄く重要です。
そこで今回は、優良な入居者を選ぶためにチェックすべきポイントを4つ、詳しく解説していきたいと思います。

【目次】
①入居者に支払能力があるか
②連帯保証人に支払能力があるか
③入居形態
④入居者がどんな感じの人か
賃貸管理会社か家賃保証会社の審査が一般的
まとめ

①入居者に支払能力があるか

賃貸住宅の入居審査でチェックすべきポイント1つ目は、入居者に支払能力があるかどうかです。

家賃を払い続けられる収入があると家賃滞納のリスクが低くなります。
その支払能力を見極めるためには、「家賃に見合った年収基準をクリアしているか」「安定した職業に就いているか」をチェックしましょう。

家賃に見合った年収基準は、家賃の36倍が目安であり、たとえば、家賃が5万円の部屋なら年収が最低でも180万円必要になるということです。

この入居審査でみる年収は、額面が基準であり手取りではありません。

あと安定した職業は、経営が安定している企業に勤めているか、雇用形態が正社員かをチェックしましょう。

当然、事業が安定しているのならば、経営者や個人事業主でも問題ありません。
雇用形態も勤め先が大手企業ならば契約社員などでも安心です。

パートやアルバイトでも、収入が家賃に見合っているのなら貸しても問題ないでしょう。
学生の場合は、連帯保証人の収入がポイントになります。

②連帯保証人に支払能力があるか

近年、賃貸住宅の契約で家賃保証会社に加入してもらうことは一般的なのですが、入居希望者の年収が低いなどの属性が弱い場合、家賃保証会社の加入審査が通らないこともあります。

そんなときは、入居者に連帯保証人をたててもらうことがあります。
入居者の支払能力が失われた場合、連帯保証人に滞納分の家賃を払ってもらうためです。

しかし、連帯保証人は誰でもOKということではありません。
連帯保証人と入居者の関係性や支払能力を見極めなければなりません。

一般的には、入居者と別居の親族、最低でも家賃の36倍の年収がある、確実に連絡がとれるところに住んでいる、という3点が揃っていれば連帯保証人として安心できます。

③入居形態

入居者の望む入居形態もチェックすべきところです。
カップルなどの同棲、ルームシェアは要注意です。

これらは他人同士が共同生活をする状態で法的効力がありません。
そのため、同棲やルームシェア解消で1人では家賃が払えなくなるというリスクがあります。

対策として、連名契約をしてもらう方法があります。
連名契約とは、その物件に住む全員に契約者になってもらう契約のことです。

この連名契約は、入居者全員が連帯保証人をたてる必要があります。
こうすることで、同棲やルームシェアの解消があったとしても家賃滞納のリスクを減らすことが可能です。

④入居者がどんな感じの人か

入居者がどんな感じの人なのかは、書面だけではわかりません。
内見などの接客時の態度や言葉遣い、反社会勢力とのつながりの可能性をチェックして判断することをおすすめします。

接客時に入居希望者と長い時間を過ごす賃貸管理会社の担当者にトラブルを起こしそうなタイプかどうかヒアリングするようにしましょう。

●賃貸管理会社か家賃保証会社の審査が一般的

昔は、オーナー自らが賃貸住宅の入居審査をするのが一般的でした。
しかし、現在は賃貸管理会社や家賃保証会社が審査をすることが一般的になりました。

とくに家賃保証会社は、入居者のクレジット支払や公共料金の滞納歴や家賃に見合った年収かどうかなどの詳しい基準を専門的なデータを駆使して審査をおこなうため、非常に精度が高いです。

そのため、支払能力の審査は、専門である家賃保証会社に任せると安心でしょう。
さらに面談を設けてオーナーや賃貸管理会社などで入居希望者の人柄を見極めれば完璧です。

オーナーや賃貸管理会社の審査をクリアしても、家賃保証会社の審査に落ちるという入居者もいます。

●まとめ

今回は、賃貸住宅の入居審査について説明させていただきました。
参考になることは、見つかりましたでしょうか?

入居希望の申し込みは、本当に嬉しいことだと思います。
空室がある状態ならば、尚更ですよね。

だからといって簡単に入居を許してしまうと、賃貸経営に問題が生じてしまうおそれがあります。
安定した賃貸経営には、入居審査がかなり大切になってきます。
トラブルを起こさない優良な入居者を慎重に選ぶようにしましょう。

そのために、専門的なデータを駆使する家賃保証会社などを活用していきましょう。
さらに、人柄もチェックして安心できる人だと判断してから入居をOKしてくださいね。

このコラムがお役に立てば幸いです。
以上、建物修繕・メンテナンスのウィズライフ株式会社でした。

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